目次
1. 従来レポートが通用しないポイント
- クリック前に結論が出るため、流入=成果が崩れる
- 検討は検索→生成AIへ分散し、接点が見えにくい
- 経営層は「なぜ変化したか」「どこに投資するか」を求めるが、順位だけでは説明できない
結論:従来KPIを捨てるのではなく、AIO/LLM指標を“上に載せて”説明可能にします。
2. KPIのレイヤリング(経営に通る形)
おすすめは、Visibility(露出)→ Authority(信頼)→ Outcome(成果)の3層です。
| レイヤー | 目的 | 代表KPI(例) |
|---|---|---|
| Visibility | AI回答面に“出ているか/勝っているか” | AIO出現率、AIO内ブランド言及率、LLM候補集合カバレッジ、LLM言及順位 |
| Authority | AIが参照する“信頼の根拠”が取れているか | 引用ドメイン/URL構成(自社比率/第三者比率)、引用の一貫性 |
| Outcome | ビジネス成果につながっているか | 重要KW群のCV寄与、指名流入、SQL化率、商談単価、解約理由 |
3. “キーワードの価値”を再定義する
- AIO出現が高い:クリックは減りやすいが、引用・言及を取れば影響力は大きい
- AIO出現が低い:従来SEOが効きやすい
- LLMで比較される:意思決定直前の接点になり、事例・FAQ・仕様情報が効く
したがって、キーワード評価は「順位」だけでなく、AIO/LLMの関与度で再スコアリングします。
4. 月次レポートのテンプレ(この順で出すと刺さる)
- サマリー:AIO/LLM含む全体トレンド(前月比)
- 変化要因:AIO出現率/言及率の変化、引用ドメインの入れ替わり
- 重要キーワードTop:守る/取り返す(施策案つき)
- 引用ランキング:自社で伸ばすページ、外部評価の狙い先
- 次月計画:施策Backlog、担当、期限、期待インパクト
ポイント:経営層は「投資判断」をしたいので、必ず“次月計画”までセットで出します。
5. 運用設計:データ取得とガバナンス
B2Bでは「監査性」が武器になります。
- いつ、どの条件で、どの結果だったか(検索条件・ロケール・デバイス)
- 指標定義(辞書、抽出条件、例外)
- 組織・権限(閲覧権限、監査ログ、エクスポート)