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事例 成功事例 証拠グレードB

AI流入1.6倍、ただしAI比率は低下(IMAKONO、6か月の実測公開)

AI経由の流入は6か月で約1.6倍。ところが全体に占める割合は下がっていた。分母まで開示した実測から、AI流入の数字の読み方が分かる事例です。

更新日:2026-10-13 執筆:LLM Insight編集部 監修:gens合同会社 三宅晋太郎 対象:マーケティング担当者/SEO担当者/Web担当者

この記事でわかること

IMAKONOが実施した施策の内容と順序

結果の数値を、分母・対照の有無・発表主体ごとにどう読むか

同じ施策を自社で試すときの計測設計

01

事例の概要

TL;DR:「AI流入が1.6倍」という数字だけでは実態を見誤ります。IMAKONOはAIに投げられそうな質問に答えるコンテンツを追加・最適化し、AI経由のセッションは6か月で354→567(約1.6倍)に増えました。同じ期間にオーガニック検索も約2.4倍に増えたため、AI流入の構成比は1.05%→0.78%へ下がっています。分母まで開示しているので、増加の大きさを全体の中で読めます。

Web制作会社のIMAKONOが、自社サイトの6か月分の実測を公開した事例です。証拠グレードは B(当事者の公表)です。

AI経由の流入は、伸び率だけが語られがちです。母数が小さいうちは、少し増えただけでも倍率は大きく見えます。

この事例が役に立つのは、伸び率と並べて全体に占める割合まで出している点です。AI流入は増えた。それでも構成比は下がった。二つを並べると、施策の効果をどの物差しで測るかという問いが見えてきます。

02

実施した施策

ユーザーがAIに投げそうな質問を洗い出し、それに答えるコンテンツを追加・最適化しました。

対応する施策ID:C-9・A-4

施策は、ユーザーがAIに投げそうな質問を洗い出すところから始まっています(A-4)。どんな質問に答えるかを先に決めないと、コンテンツを足しても狙いが定まりません。

次に、その質問に答えるコンテンツを追加・最適化しました(C-9)。質問の洗い出しが先、コンテンツが後という順序は、答える対象を決めてから書くための並びです。

03

結果の数値

指標前後期間・母数
AI経由セッション3545676か月
AI流入構成比1.05%0.78%

AI経由流入は6か月で354→567セッション(約1.6倍)に増えました。同時にオーガニック検索も約2.4倍に増え、AI流入の構成比は1.05%→0.78%に下がっています。

04

読み替えの注意

分母まで開示している貴重な事例です。「AI流入が1.6倍」という見出しだけでは実態を見誤ります。

354→567という増加は、6か月の前後比較です。対照群は無く、同じ期間にオーガニック検索も約2.4倍に伸びているため、AI流入の増加が施策によるものか、サイト全体の伸びに乗ったものかは切り分けられません。

構成比が1.05%→0.78%に下がったのは、AI流入が減ったからではなく、分母のオーガニック検索がより速く伸びたからです。AI流入の数字を報告するときは、実数・伸び率・構成比を並べて出すのが安全です。

セッション数は数百の規模なので、月ごとの振れも大きいと見ておく必要があります。

05

自社で再現する手順

1

対象プロンプトを固定して基準値を取る

AIに投げられそうな質問を洗い出して固定し、AI別の引用を記録します。あわせてAI経由のセッション数と、全体に占める割合を基準値として残します。AI別の引用はモニタリング機能で記録できます。

2

施策を適用する

洗い出した質問に答えるコンテンツを追加・最適化します。どの質問向けに何を足したかを記録しておくと、後で引用の変化と突き合わせられます。

3

同条件で再計測し、差分と変動を見る

同じ期間でAI流入の実数・伸び率・構成比を並べ、オーガニック検索の伸びと比べます。全体が伸びた時期は、AI流入だけの効果と読まないようにします。

06

出典

  • IMAKONO(2026-10-09 に数値を照合)

この事例を含む一覧はLLMO成功事例・失敗事例集にまとめています。

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07

よくある質問

Qこの事例の数値はどこで確認できますか?

出典ページ(IMAKONO)で公開されています。掲載している数値は、出典ページの表記と照合できたものだけです。

Qこの施策を自社で試す場合、最初に何を測るべきですか?

施策前の基準値です。対象プロンプト(質問)を固定し、AI別の引用・言及・推奨を記録してから着手すると、効果の有無を切り分けられます。

Q同じ施策をすれば同じ結果になりますか?

保証はありません。この事例は1社・6か月の前後比較で、対照群はありません。同じ期間にオーガニック検索も約2.4倍に伸びており、AI流入の増加が施策だけによるものかは切り分けられていません。

QAI流入が増えたのに構成比が下がったのはなぜですか?

同じ6か月でオーガニック検索が約2.4倍に増え、分母が大きくなったためです。AI経由のセッションは354→567に増えましたが、構成比は1.05%→0.78%に下がりました。

QAI流入の成果はどう報告すべきですか?

実数・伸び率・全体に占める割合を並べて出します。この事例のように、伸び率だけを見ると実態を見誤ることがあります。

Qこの事例の証拠グレードとは何ですか?

A:対照群や前後比較を自ら開示、B:当事者の公表、C:支援会社の発表(複合施策)、D:測定条件非公開(公開対象外)。本事例は B です。

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