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事例 成功事例 証拠グレードB

参照済み記事にKBF・RTBを明文化し参照時推奨率が最大55pt改善(LANY)

AIに参照されているのに推奨されていない記事へ、推奨の理由を一つのパッセージで書き足す。参照の量ではなく中身で推奨率が動いた検証です。

更新日:2026-10-13 執筆:LLM Insight編集部 監修:gens合同会社 三宅晋太郎 対象:マーケティング担当者/SEO担当者/Web担当者

この記事でわかること

LANYが実施した施策の内容と順序

結果の数値を、分母・対照の有無・発表主体ごとにどう読むか

同じ施策を自社で試すときの計測設計

01

事例の概要

TL;DR:AIから参照されているのに自社サービスが推奨されない記事に、サービス名・KBF(比較時に重視される点)・RTB(その根拠)を一つのパッセージとして書き足すと、推奨率は動きます。LANYの自社検証では、参照数がほぼ変わらないまま参照時推奨率が記事Aで約23%→約79%(+55pt)になりました。参照の量ではなく、参照された箇所に推奨理由があるかが結果を分けています。

LANY(横断(匿名化された支援先))の事例。発表主体は支援会社の自社検証、証拠グレードは B(当事者の公表)。

AI検索の対策は「引用されるか」で語られがちです。ただ、引用されることと、比較の場面で自社が推奨されることは別の出来事です。この検証が扱ったのは後者で、すでにAIの回答に参照されている記事なのに、回答では自社サービスが推されていない、という状態でした。

原因として疑われたのは、記事の中に「なぜこのサービスを選ぶべきか」が読み取れる箇所がないことです。AIは記事を読んでいても、推奨の理由になる記述を見つけられなければ、そのサービスを推さないのかもしれません。

そこで記事の量や参照数には手を付けず、推奨理由になる一つのパッセージだけを足しました。参照数がほぼ変わらないまま推奨率が上がったことで、変化の原因を中身に絞り込みやすい設計になっています。

02

実施した施策

AIから参照されているのに自社サービスが推奨されていない記事を特定し、サービス名・KBF(比較時に重視される点)・RTB(その根拠)を一つのパッセージとして明文化し、冒頭部・結論部や記事末尾に配置

対応する施策ID:C-8・D-6・F-1

順序は「対象記事の特定」が先です。参照されていない記事に推奨理由を足しても、AIがその箇所を読む保証はありません。まず参照はされているが推奨されていない記事を選ぶことで、足したパッセージがAIの目に入る前提をそろえています。

次に、サービス名・KBF・RTBを分けずに一つのパッセージへまとめます。三つが離れた段落に散っていると、AIが部分だけを抜き出したときに推奨の理由がつながりません。ひとまとまりで読める形にしておくことが、セクションの自立化(C-8)にあたります。

最後に、置き場所を冒頭部・結論部や記事末尾にしています。記事のどこが参照されても推奨理由に行き当たりやすい位置です。

03

結果の数値

指標前後期間・母数
参照時推奨率(記事A)約23%約79%+55pt。参照数はほぼ不変
参照時推奨率(記事B)約59%約95%+35pt。参照数はほぼ不変
参照時推奨率(別企業の解説記事)53%90%参照数15回→15回

参照数はほぼ変わらないまま、参照時推奨率が記事Aで約23%→約79%(+55pt)、記事Bで約59%→約95%(+35pt)。別企業の解説記事では参照数15回→15回のまま53%→90%

04

読み替えの注意

参照される量を増やさなくても、参照された箇所に推奨理由があれば推奨結果は動く。ただし支援先は匿名化され数値も丸められており、対照群は無い

指標の「参照時推奨率」は、記事が参照された場面に限った推奨の割合と読めます。分母は参照の回数なので、参照されていない回答は数に入りません。別企業の解説記事では分母が15回と小さく、1回の違いで率が大きく動きます。

前後比較のみで、パッセージを足さなかった記事との対照はありません。比較の期間中にAI側のモデル更新があれば、それだけで推奨率が変わる可能性もあります。発表主体は支援会社のLANY自身で、支援先は匿名化されています。

検証の対象はChatGPTです。他のAIで同じ動きになるかは、この検証からは分かりません。

05

自社で再現する手順

1

対象プロンプトを固定して基準値を取る

比較検討の質問(「おすすめの○○は?」など)を固定し、AIの回答で自社記事が参照された回数と、そのうち自社サービスが推奨された回数を記録します。参照はされているのに推奨率が低い記事が対象候補です。AI別の参照と推奨はモニタリング機能で定期的に記録できます。

2

施策を適用する

対象記事に、サービス名・KBF・RTBを一つにまとめたパッセージを書き足し、冒頭部・結論部や末尾に置きます。参照数の変化と切り分けるため、同じ期間に記事の量や他の箇所は変えません。可能なら、手を入れない記事を比較用に残します。

3

同条件で再計測し、差分と変動を見る

同じプロンプトで再計測し、参照数と参照時推奨率を並べて見ます。参照数が少ないと率は大きく振れるため、複数回の計測で幅を確認してから判断します。

06

出典

  • LANY(2026-10-13 に数値を照合)

この事例を含む一覧はLLMO成功事例・失敗事例集にまとめています。

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07

よくある質問

Qこの事例の数値はどこで確認できますか?

出典ページ(LANY)で公開されています。掲載している数値は、出典ページの表記と照合できたものだけです。

Qこの施策を自社で試す場合、最初に何を測るべきですか?

施策前の基準値です。対象プロンプト(質問)を固定し、AI別の引用・言及・推奨を記録してから着手すると、効果の有無を切り分けられます。

Q同じ施策をすれば同じ結果になりますか?

保証はありません。この検証は、すでにAIから参照されている記事が前提です。支援先は匿名化され、数値は丸められ、対照群もありません。結果は業種・記事の内容・AIのモデル更新に左右されます。

QKBF・RTBとは何ですか?

KBFは比較検討のときに重視される点(購買決定要因)、RTBはその点を満たすと言える根拠です。この検証では、サービス名・KBF・RTBを一つのパッセージにまとめ、記事の冒頭部・結論部や末尾に置いています。

Q参照数を増やさなくても推奨率は上がりますか?

この検証では、参照数がほぼ変わらないまま参照時推奨率が上がっています。別企業の解説記事でも参照数は15回→15回のままで、推奨率は53%→90%でした。ただし参照されていない記事には当てはまりません。

Qこの事例の証拠グレードとは何ですか?

A:対照群や前後比較を自ら開示、B:当事者の公表、C:支援会社の発表(複合施策)、D:測定条件非公開(公開対象外)。本事例は B です。

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