LANYが実施した施策の内容と順序
結果の数値を、分母・対照の有無・発表主体ごとにどう読むか
同じ施策を自社で試すときの計測設計
TL;DR:自社名を含む質問へのAIの答え方は、公式サイトの事実整備で動かせます。LANYは新卒・中途の採用ページに給与・評価・働き方などのFAQを各100問追加し、外部採用媒体のプロフィールも更新しました。240問のプロンプトで比べると、指名系の公式サイト引用率は65.7%→75.9%(+10.2ポイント)。追加FAQは240回答中78回(32.5%)で参照されました。
支援会社のLANYが、自社の採用サイトで行った検証です。証拠グレードは A(前後比較を開示)です。
採用候補者が社名を挙げてAIに「給与は?」「働き方は?」と尋ねる場面は、十分に考えられます。そのときAIが何を根拠に答えるかは、公式サイトに答えが書いてあるかどうかに左右されるはずです。
検証では、その答えを公式サイトにFAQとして置き、外部の採用媒体の情報もそろえました。そのうえで240問のプロンプトを施策の前後で投げ、公式サイトがどれだけ引用されるかを比べています。
新卒と中途の採用ページに給与、評価、働き方などのFAQを各100問追加し、外部採用媒体のプロフィールも更新しました。効果は240問のプロンプトで前後比較しています。
起点は、候補者が聞きそうな論点を給与・評価・働き方などに分けて、新卒と中途のページにそれぞれ100問ずつ答えを置くことです(D-1)。AIが引用できる事実を、まず自社の側にそろえています。
あわせて外部採用媒体のプロフィールを更新しました(E-2)。公式サイトと外部媒体で書いてあることが食い違えば、AIの答えも揺れます。事実の置き場所を一つの内容にそろえるのが狙いです。
計測は240問のプロンプトを固定した前後比較です。質問を固定しているので、変化の比較はしやすい設計になっています。
| 指標 | 前 | 後 | 期間・母数 |
|---|---|---|---|
| 指名系の公式サイト引用率 | 65.7% | 75.9% | 240プロンプト |
| 追加FAQの参照率 | — | 32.5%(78/240回答) |
指名系(BOFU)の公式サイト引用率が65.7%→75.9%(+10.2ポイント)になりました。追加FAQは240回答中78回(32.5%)で参照されています。外部プロフィール更新後は、狙った訴求の採用率も改善しました(文化72%→78%、裁量33%→44%)。
指名系の語られ方は、オウンドの事実整備で動かせます。一方で非指名系にはほぼ波及しませんでした(失敗事例「FAQを200問増やしても非指名の質問には波及しなかった」を参照)。
+10.2ポイントは指名系(BOFU)の質問に限った数字です。社名を含まない一般的な質問では、ほぼ変化がありませんでした。FAQの追加が新しい候補者との接点を増やす、とは読めません。
FAQ追加と外部プロフィール更新を同時に行っているので、引用率の上昇をどちらか一方に帰すことはできません。対照群は無く、期間中のAI側のモデル更新も結果に混ざりえます。発表主体は支援会社のLANY自身です。
社名を含む質問(給与・評価・働き方など)と含まない質問を分けて固定し、AI別に公式サイトの引用率を記録します。指名・非指名の区別はモニタリング機能のプロンプト管理で付けられます。
候補者や顧客が聞きそうな論点に、公式サイトのFAQで答えます。外部媒体のプロフィールも同じ事実にそろえます。効果を切り分けたいなら、FAQ追加と外部更新の時期をずらします。
同じプロンプトで再計測し、指名系と非指名系を別々に見ます。指名系だけが動き、非指名系が動かないのはこの事例でも起きたことなので、二つを混ぜて平均しないようにします。
この事例を含む一覧はLLMO成功事例・失敗事例集にまとめています。
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出典ページ(LANY)で公開されています。掲載している数値は、出典ページの表記と照合できたものだけです。
施策前の基準値です。対象プロンプト(質問)を固定し、AI別の引用・言及・推奨を記録してから着手すると、効果の有無を切り分けられます。
保証はありません。この検証は自社の採用サイトが対象で、効果が出たのは社名を含む指名系の質問に限られます。対照群は無く、FAQ追加と外部プロフィール更新を同時に行っているため、どちらが効いたかも分かっていません。
この検証では、非指名系の質問にはほぼ波及しませんでした。効果が出たのは社名を含む指名系の質問です。
240回答中78回(32.5%)で参照されました。
A:対照群や前後比較を自ら開示、B:当事者の公表、C:支援会社の発表(複合施策)、D:測定条件非公開(公開対象外)。本事例は A です。
登録したプロンプトをAI別に定期実行し、引用URL・言及・推薦順位を自動記録します。無料診断では現在の露出状況をレポートします。
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